Lozenge Cross

鴇癸の現在進行中ブームな漫画やゲームの落書きとかSSを綴っております

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2006.12.22

ディノヒバ

修行中ディノヒババージョン
ちゅー止まりです
初ヒバ受~

「…むかつく」

ここは学校の屋上―
ヒバリは口の中で悪態をついた
本能のままに振り回していたトンファーは強引に、それも腕ごと鞭に絡め取られ動きを制限されてしまっている
何度繰り返したことだろう
毎日手合わせし、あらゆる方法を使って何発かは相手の懐に叩き込んだ
しかし、決定的な一打が与えられない

目の前にいるいけ好かない男を、
早く咬み殺してやりたい

不機嫌オーラを惜しみなく放出するヒバリに、
ディーノは荒く息を吐きながらニッと口端を吊り上げて見せた

「昨日より、格段にレベル上がってるぜ」

ヒバリの腕を戒めている鞭を器用に解いて手元へ手繰り寄せ、
数日で凄まじい進歩を遂げている教え子を心から誉める

「……」

ヒバリはそれを無視し、トンファーを構え直す
無言で地面を蹴って悠々と構えているディーノへと突進する
頭を狙って腕を振るうと鞭で塞がれた
それなら、と
もう一方の腕で反対側から側頭部を狙う
しかし、トンファーが髪を掠っただけに終わる
目標物を失った腕は勢いを付けて空を切った
ヒバリは素早く至近距離にあった身体を離す
ディーノはすかさず追い討ちをかけた
身を引くヒバリに容赦なく鞭を振るう
手加減すると反撃がくるのはわかっていたから、本気で戦った

かわそうと身を捩ったが襲いかかる鞭は鎖骨の下あたりを直撃する
ヒバリは怯むことなく応戦するが、
一瞬の隙をつかれ、ディーノに肩を掴かまれる
そのまま力任せに地面に押し倒された

「くっ…!」

また、かなわなかった…

目が細められ、形のいい唇が悔しそうに歪む

ディーノはヒバリを地面に縫い付け、
上から見下ろす

そう、この表情だ―

何かを彷彿とさせる、淫らな表情
何とも言えぬ優越感

ディーノは無意識に押さえ付ける手に力を込め
下で逃れようともがくヒバリに口付けた

「―ッ!?」

掴んだ肩がびくりと震えたのがわかった
何かに取り付かれたかのように
突然のことに油断していた唇を割って口内に舌を差し入れる
その瞬間―

「ッいってぇ!!」

唐突に訪れた激痛に我に返って顔を離す
痺れるような痛みに思わず大声を出してしまった
口の中に血の味が急速に広がる

咬まれたらしい…

顔をしかめるディーノに
ヒバリは白い歯に僅かに付いた赤い血を見せて、不敵に笑った

ゾクリと、背中に寒いものが走る

視界の端に何かが動いたのが見えたが、身体を動かすことができなかった

「う…ッ」

側頭部に凄まじい衝撃が走った
トンファーで遠慮なく殴られた脳がぐらりと揺れる
視界がチカチカと光で溢れ、力が抜ける

「ぐ…このやろ…」
「ふざけたことしてると、殺すよ?」

ヒバリは立ち上がり、地面にうずくまるディーノを見下ろす
そして、満足そうな笑みを浮かべて屋上から出ていった

(EOF)
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