Lozenge Cross

鴇癸の現在進行中ブームな漫画やゲームの落書きとかSSを綴っております

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2006.12.30

雨の日

雪の季節ですが…
雨の日のヒバ山です
微妙に山本が馬鹿っぽくなりました

相合い傘って、トキめきますv

靴を履き替えて
校舎を出ようとしたら
外はどしゃぶりだった

なんで気づかなかったんだろう
当然、傘は持って来ていない
やむまで待つか、このまま走って帰るか…
待っていてもやみそうにない
ならば、残る選択肢は一つだ
覚悟を決めて、走り出すポーズをした時

「はい」

突然、声と共に傘を持った手が差し出される

「ぇ…あ、」

あまりに自然で、思わず受け取ってしまった
渡した犯人はするりと横を通り抜け
そのまま雨の中を歩いていく
羽織った黒い学ラン、その左腕にきっちりと付けられた腕章

「ヒバリっ、まてよ!」

雨の中、遠ざかる人影に慌てて傘を広げて走り寄った

「何?」

横に並んで一緒に傘に入ると、不機嫌そうに見上げてくる
上目遣いでギロリと睨み上げられるが、いつもの笑顔で答えた

「一緒に帰ろうぜ」

傘を忘れたのは自分なのに、ヒバリが濡れるのは申し訳ない
しかし、正直なところ自分も濡れたくない
傘は一つ
ならば、2人で入ればいい
そうすれば2人共濡れなくてすむ
当たり前だけど、良い考えだ
しかし、

「君の家、校門から方向違うんだけど」
「ぁ…」

そう言われれば、ヒバリとは家が学校を中心に逆方向だ
これでは、どちらかが濡れなくてはならない
どうすればいいのか…

「じゃあさ、俺がヒバリの家までついてく!んで、明日帰すから、傘貸してくれな」

今日は頭が冴えているらしい
これならヒバリには迷惑がかかることもない

「僕の家まで来るの?」

…嫌そうだ
ヒバリは少し黙った後、思い出したように口を開く

「君の家、寿司屋なんだっけ?」
「ん?そーだけど」
「じゃあ、ご馳走してよ」

傘を貸す礼をしろという意味だろうか
寿司と傘ではかなりの違いだ
でも、そんなことはどうでもよかった
家に友達を連れていくと、親父はとても喜んでくれる

「よし、決まりな」

2人は、一つの傘に並んで、校門をでた――

(EOF)
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